RD 潜脳調査室 第25話「ラストダイブ」

身体が完全に回復し最後のダイブを行おうとするハルに対して、何も出来ることがないことを悟ったミナモが自分の進むべき道を見いだし、ハルの元から離れるまでを描く話。
ミナモの決意や二人がバディを解消する場面を直接的なセリフに頼らずに、走るハルや介護士を目指すミナモ、そして感謝の気持ちを伝えるハルといったそれぞれの行動を通して描くのが印象的。昼食の場面の会話は男女の関係のようでもあり、孫とそれを見守る祖父のようでもある何とも言えない情感がありましたよ。
服装や仕草で落ち着いた雰囲気を出して、ミナモが成長したことを見せるのが丁寧な演出で昼食のあとミナモが泣くのをこらえて歩き出すあたりも良い場面。ダイブに向かうハルが無人となった事務所を振り返るのが、物語の終わりを予感させるものとなっておりました。
予想された天変地異が現実となる中、それを止めるべくハルがダイブを決行するわけですが、そこで彼が何を見いだすのか気になるところ。