喰霊-零- 第2話 「憎発露」

とりあえず前回のチームの人たちはただの噛ませ犬だった模様。終わり際に出てきて彼らを虐殺して回った女の子は、その行動のとおり敵方の人物といったところで、今回登場した彼女が所属していた部隊の人たちをメインの登場人物として、彼女と彼らの因縁が描かれる話になっているようですよ。
ほぼ一話使って主人公っぽく活躍した人物たちがただの噛ませというのは、ずいぶんと思い切ったフェイクなわけですが、インパクトがあるし先が読めない面白さがありました。死んだ人間が怨霊化したりゾンビ化したりする設定もあるので、全滅したチームの人たちも敵として再登場する可能性もあるんじゃないのかなと。
日本刀を持った女の子同士のバトルは、なかなかの迫力。単なる斬り合いに終わらずに鞘を使って攻撃を封じたり、地勢を利用して相手の意表を突く作戦を見せてくれたりするのも工夫が感じられましたよ。しかもそれさえも次回への引きを際だたせるための前振りに過ぎないあたり、アイデアを出し惜しみすることなく使い捨てるという贅沢な作りになっておりました。
一対一のバトルから巻くことに成功したかと思わせておいて、それを裏切る展開もなかなかに衝撃的。