ヒャッコ 第3話「前門の虎 校門も虎」

服装検査ネタで脇役の顔出しをしつつ、後半でそのうちの一人に焦点を当てるという作り。
前半は、誰から見てもツッコミどころ満載な格好をしている委員長に他の生徒の服装をチェックさせて、予想通り本人にツッコミが入るという何でもない話なんだけれども妙に面白く。服装から中身へのチェックにズレていって、バイであることを宣言するあたりも含めて、悪びれずに堂々と振る舞っているのがいいキャラでしたよ。
ロボットネタは、虎子のバレバレな身代わり作戦と、雀がそれを繰り返すあたりに笑わせてもらいました。
二つの話がが全然繋がりがないのに、CMを挟んで分けないのがあまり見たことのない構成でしたが、ブルマで登校する雀というオチのために間を取る試みのような気もするところ。
作画がギリギリな感じで、いつ崩壊しても耐えられるように心の準備をしてしまいたくなるレベル。話の方も小ネタを繋いで行くだけ作りなんだけれども、会話が面白くて、ここら辺は声優の力量のおかげかなと。もう少し小ネタを詰め込んで密度を上げて欲しいような気もするんですが、そのユルさがヘタレ気味の作画と相まって独特の味になっているようにも思えるので判断の難しいところ。