CHAOS;HEAD 第2話「自我」

妄想いっぱいの主人公が、自作自演までしていることが発覚して、さらにカオスな状況に。
前回の将軍とのチャットは、主人公が二役を演じて全然別の時間に書き込んだもので、彼のの頭の中だけでリアルタイムに会話をしていたように再構成されていた模様。同時に将軍から受け取ったとされる殺害現場の画像が、19時台の将軍の書き込みと、21時過ぎという実際の犯行時刻から、実際に事件が起こるよりも前に主人公に送られていたことも分かって、時系列までこんがらがってきましたよ。
主人公の妄想にせよ、彼を陥れようとしている人物がいて何かを画策しているにせよ、どのようなトリックを使ったのかとか、わざわざこんな手の込んだことをする理由は何なのかとか、いろいろと気になるところ。
いつの間にか隣の席に座ってたピンク髪の女の子は、長いつきあいの友人ということになっているようですが、主人公が名前を覚えていただけで大喜びしたりして会話の端々が不自然な印象。メガネっ子の方は、連続殺人事件の件を調査するために主人公に近づいてきたらしく、三次を警戒する彼の予感は的中。まあこの作品の場合どこまでが現実でどこからが主人公の妄想なのか分からなかったりもするわけですが。彼女が目的を明かして主人公に詰め寄るあたりの台詞回しは不気味なものがありました。
どうにもモテない感じの主人公に、女の子たちが押し寄せてくるということで、いかにもギャルゲらしい展開となっているんだけれども、その非現実的な設定を逆手にとって、サイコサスペンスに話を持って行くのは興味深いところですよ。