CLANNAD AFTER STORY 第3話「すれちがう心」

あいかわらず浮かれまくりで自分のこと以外眼中にない春原と、ダメな兄貴を更正させるために張り切る妹と。前回からの続きで、春原のおバカっぷりが光る話だったわけですが、道に迷った幼い兄妹に出会ったあたりからシリアスな方向に急展開。
芽衣の「ちゃんとして欲しい」という言葉は、要するに彼女の理想の兄であって欲しいという願望なわけで、それが兄妹の関係をぎくしゃくさせているように思いましたよ。
道に迷った兄妹と出会う場面で春原が見せる微妙な表情や、妹の嘘に対するリアクションが彼の複雑な心情を仄めかしていたわけですが、更に朋也の嘘も加わって事態は泥沼化。それを解消して新しい兄妹の関係を築くという流れになるんじゃないかと思いますが、どのようにそれを見せてくれるのかに期待したいところ。
問題をややこしくした上に、お兄ちゃんと呼ばれて悶えるあたり、朋也も相当なダメ人間で更正が必要なのはむしろ彼のような気も。
今回の作画監督堀口悠紀子ということで、全体的に丸みを帯びた可愛らしい感じの絵柄となっておりました。この人の絵柄は京都アニメーションの中でも見分け易いなと。