とらドラ! 第4話「あのときの顔」

北村の写真を手に入れる騒動で話を回しつつ、彼と大河の衝撃の過去が明らかに。
勢いで振っておいてから後で本気になってしまうあたりは、基本ドジっ子でやることなすことズレまくりな大河らしいところではありますが、それにしても読めないのが先に北村という人物。朝礼前の女子への対応や、2話で大河から告白されたときの反応からすると、スカしたキャラのように思えるんだけれども、彼から大河への告白は青春のほとばしりみたいな直球だったりして、意外に単純な人物のようでもあり、なかなか底の見えない人物となっていた印象。
大河とのことを過去形で語るあたり、彼の中では一度振られたことで決着がついているということなんでしょうか。
大河の北村への気持ちを掘り下げる話だけあって、随所に細かい芝居がつけられていてとても可愛らしく。下駄箱の扉をジャンプして閉めるところや、写真を撮るときの無駄なアクション、そして朝礼後の自己嫌悪とニヤニヤのループや写真を眺めるときのゆるみきった表情等々、普段の常に不機嫌そうな態度とは別の隙のあるちょっとダメ人間としての一面が描かれていましたよ。
数多くの写真を撮りながらも、望む表情だけがないことに気づくあたりは、北村への気持ちを再確認といったところで、近くにあるのに手に入らないもどかしさを象徴しているように思いました。
みのりの写真は、腋とかぶっかけとかマニア向けなサービスカット。アレを見て冷静に喜べる主人公はなかなかの賢者だなと。