ワンナウツ 第4話「8人守備」

東亜の公式戦デビューの巻。
あえて人数を減らすことで、チームに緊張感を持たせて守備を固めたり、ハッパをかけただけで猛攻が始まったりするあたりは、偶然の要素が絡む競技なのに、そんなに上手くいくもんかいなという気がしなくもないんですが、まあ危機をチャンスに変えるみたいな展開はやっぱり面白かったりするわけで。東亜の傍若無人な振る舞いの裏に隠された計算が、上手くハマるのは見ていて気持ちがいいですよ。
試合と並行してオーナーが妨害を仕掛けて来る点は、単なる野球ものとは一線を画す設定。東亜が試合に勝つことが、損得勘定だけで動き、姑息な手段を用いる典型的な俗物である彼に打ち勝つことにもなっているのは、良く出来ている設定のように思いましたよ。