かんなぎ 第4話「シスターーズ」

ナギの妹、ざんげちゃんのキャラを掘り下げる話。街のアイドルとなることで神様としての力を蓄えるというのが妙に俗っぽかったりもするんだけれども、作中でのナギの解説からすると、人々の支持が神様の力となっているようですよ。
街の人の懺悔を引き受けたりして包容力のあるところを見せる一方で、仁にちょっかいを出したりナギに対して敵意をあらわにしたりと、彼女もまた裏表の激しい人物となっている模様。ナギを踏みつけて恍惚とした表情を見せるあたりは、彼女のサディスティックな面が垣間見れるものとなっていてドキドキしましたよ。
ざんげの肩を持ち、姉妹の仲を取り持とうとする主人公の期待があっさり裏切られるあたりはお約束を外した展開。彼の言葉を聞いたナギの泣き笑いが絶妙な演技となっておりました。
食事の時の会話で設定や人間関係が語られるということで、説明的な場面になっているわけですが、ドレッシングをご飯にかけたりうまい棒モドキを砕いてふりかけにしたりと、怪しい食生活になっているのが工夫の感じられるところで、次回の料理バトルへの前振りにもなっているのが凝った作り。TVの中のざんげに次回への引きをやらせるのも面白かったです