喰霊-零- 第5話「頑 想」

黄泉と許嫁の飯綱の仲を取り持つために、神楽をはじめとする対策室の面々が策を巡らすというラブコメ風味のエピソード。
手間をかけて一芝居打ったわりには、結局ケンカするほど仲がいいみたいな関係を確認するだけでしたが、当人たちがそういう関係であることを受け入れつつ、お子様な神楽にそれを納得させる意味があったのかなと。
香水の件で必要のない空気を読んで事態を悪化させたり、目薬でウソ泣きをして見せたりと、神楽の見せる天然な腹黒さが、黄泉との関係で重要な意味を持ってきそうな気がしてみたり。
前回のダーツの場面で、飯綱が黄泉を避けているような描写があって、それが悪霊化した原因のひとつかと思っていたんだけれども、今回の話を見る限りではそれはない模様。1、2話にアレが来たおかげで、日常的な場面でも、いろいろと深読したくなってしまうのは、作る側の術中にハマってしまっているんでしょうかね。まあそれもまた楽しかったりするんですが。
許嫁の件が丸く収まる一方で、養父の弟とその娘の登場によって、より深刻な問題が立ち上がるのは不安を煽る展開でしたよ。
映像的には、秘書の人のタイトスカートのムチムチ加減がよろしかったのと、神楽が友人たちと話す場面で、大胆なあおりが入っていたりして凝っていたのが印象的。終盤の飯綱と逢瀬する場面で、黄泉に和服を着させるあたりもしっとりとした雰囲気を醸し出しておりました。