ソウルイーター 第31話「涸れた幸福〜月明かりに光るのは誰の涙?〜」

復活したメデューサにより、クロナが再び暗黒面に引き戻されるという話。
死武専の面々に受け入れられて、クロナ自身も心を開きかけたところでの、この展開は辛いところで、以前とは違い、彼のために親身になってくれる人物たちに対する裏切りだということを彼自身が理解しているであろう事が、それに拍車をかけておりました。最後に部屋の隅でうずくまってなく姿が哀れでしたよ。
葛藤するクロナの内面を、モノローグのような分かり易い方法で見せずに、表情やためらいつつも逆らうことの出来ない彼の行動によって、見る側に想像させることで、よりつよく同情を誘う作りとなっていた印象。クロナが慕う人物を、あえて陥れるように仕向けるメデューサのえげつなさは強烈で悪役として実によい働きでした。