とらドラ! 第7話「プールびらき」

プール開きと言うことで水着回。前回の亜美が竜児に迫った件を引っ張りつつ、貧乳に悩む大河のために竜児が尽くすという話。
作中で一番のスタイルを誇る亜美の水着姿にノーリアクションなあたりは竜児の賢者ぶりが際だつところで、プールでみのりのそれを見たときにはさすがに反応していましたが、それよりも前日の夜の大河に対する対応に複雑なものが垣間見れたりしましたよ。
余りまくりな胸元を確認した後、ばつが悪そうに目をそらして何かを羽織るように言うあたりは、真っ平らなそれを見てかける言葉がないのか、それとも異性として意識しつつもお互いの片想いを応援するという関係上それ以上踏み込まないよう無意識に遠ざけたのかとか、深読みしたくなるような余地を残す演出。
冒頭の竜児と亜美が一緒にいるのを目撃する場面で、大河がウソをつくのも引っかかるところで、亜美の言うとおり嫉妬から来ているのか、それとも竜児とみのりの関係を気遣ってのことなのかと気になりますよ。
亜美が竜児にちょっかいを出すときに、常に大河の視線を意識している様子がうかがえるのは彼女に対する対抗意識がある模様。
表面的には、大河が貧乳で悩んだりパットが外れて大変だったりする様子をおかしくも切なく見せつつ、また彼女のために夜なべまでしてパットを用意するという竜児の献身ぶりが描かれるわけですが、登場人物たちの何気ない行動から、水面下ではいろいろと動き始めていることを予感させるものとなっておりました。
エンディングの動画協力に並んだ会社の数がエラいことになっていましたが、そのせいか随所に個性の強い作画が見られたり。遅刻しそうになる場面で大河が竜児に跳び蹴りを食らわせるカットのデフォルメが凄いことになっていましたよ。