純情ロマンチカ2 第9話「一難去ってまた一難」

小説執筆に対する協力という形で、美咲とウサミがデートをする話。美咲のお膳立てで普通のデートをするわけですが、ウサミ兄との遭遇によってウサミの悩みが再発するという。
ウサミが観覧車の中で見せる素顔は意外に内罰的。過去に家族との間で何かがあった事を仄めかしつつ、それが原因で美咲を失うことを恐れているあたりは、彼に対する想いの強さが感じられるところ。美咲がそんなウサミを受け止め、はじめて「好きだ」と言い切ることで、二人の関係が対等になり更に絆が深まるものとなっておりました。
いわゆるラブコメでは、結ばれるまでをいかに引き延ばすかみたいなところがあるわけですが、この作品では結ばれてから更にその関係が深まっていく過程を描くのが興味深いところ。ジャンル的にはじめに絡みありきだからこそ、逆に結ばれてからの関係を掘り下げていくという方向になるのかなと。