CLANNAD AFTER STORY 第12話「突然の出来事」

仕事で一目置かれるようになり、朋也に新しい道が開けたかと思われたところで、父親の起こした不祥事によって台無しになるという展開。自分のことを忘れるなと言わんばかりのタイミングで父親がやらかしてくれるわけですが、放置していたとはいえ、朋也に責はないわけで、血縁と社会の理不尽な仕組みに翻弄される彼には同情しましたよ。
渚が、街を出ることで逃げようとする朋也を引き留めるあたりは、普段は従順でも言うべきことはしっかりと言って男を支えるということで良く出来た嫁さんといったところ。そのあとの父親と会ったことで荒れる朋也のヤケとしか思えないようなプロポーズを受けて、ホントに嫁になるあたり、そこで受け入れちゃうの?的な驚きがありましたが、まあこういうときだからこそ朋也の側にいることを選ぶという事なんでしょうかね。
ラストカットの空高く伸びる入道雲が、気持ちが重なり高揚する二人の心を象徴しているようでした。
芳野の昔話は、やたらとドラマチックで、そういうパロディなのかとも思ったんだけれども、どうやら普通にそういう話として作っている様子。朋也に助言を与えるための前振りなんだとは思いますが、そういうのを普通にやってしまうのが凄かったです。