みなみけ おかえり 第1話「年の初めの」

南家三姉妹とそれを取り巻くおかしな人物との日常を描くアニメもこれで三作目。
新年らしく三姉妹の晴れ着姿を披露してくれたりもしましたが、登場人物についての説明はほとんどなくて、三期目ともなると見る側は分かっているものとして話を進めているのかなと。まあ考えてみると一期のときから、そういう作りだったような気もするわけですが。
三姉妹はもちろんのこと、己の世界に没頭する保坂や、主体性がなく言われるがままの内田はあいかわらず。保坂が新年早々、豪快に胸元をはだけてくれるあたりは、期待通りで笑わせてもらいましたよ。
シャープな感じのキャラクターデザインは、これまでの三作で一番原作の絵柄に近い印象。彩度が低めな色彩設計は一期を思い出させるものでした。Cパートで夏奈が玄関まで行くあたりは動き過ぎなくらい細かい作画となっていましたが、全体的に見ると作画が不安定で、ところどころに不自然な動きが入っていたりして、一話目から制作スケジュールがキビしいのかなぁと思いました。
ちょっと不安を感じさせるスタートではあるけれども、人物のキャラクターに関してはブレがないようなので、今作でもおかしな人物たちによって生まれるユルい笑いに期待したいところ。