続 夏目友人帳 第1話「奪われた友人帳」

夏に放送されたアニメの続編。友人帳が奪われるという事件を通してその重要性を改めて確認しつつ、妖怪たちが人間を敵視していることや、それぞれの時間の流れが異なることによって生じる別れといった、両者の違いが強調されていましたよ。夏目が妖怪と人間の間を取り持とうとする事からしても、今度のシリーズでは両者の関係を通して、価値観から何から全く異なる存在が、どのようにあるべきかを掘り下げていく方向へと話が進んでいきそうな予感が。
小さな別れを大切にするというセリフが出るあたりは、夏目の変化が感じられるところで、ヌシがニャンコ先生とそっくりな姿で登場するのは、二人を封印した人物に何らかの関係があるような気がしましたよ。
友人帳を使って名前を返すシーンが、一新されてより格好良くなっていた印象。曲のリピートを利用したOPの演出が良く出来ていて、一度目は人間だけを、リピートの時は同じ背景に人間と妖怪を配しているのが面白かったです。