CLANNAD AFTER STORY 第13話「卒業」

渚の卒業と朋也との結婚。
前半の朋也と渚父の野球勝負は、二人ともこだわっている様子な割にはアッサリとした描写でしたが、まあ朋也が勝って結婚を承諾させるのは既定路線なわけで、勝負というよりは、娘を他の男に任せる父親と、それをもらい受ける男という二人の気持ちに区切りをつけるための儀式という側面が強いのかなと。
後半についても、籍を入れることは終わり際にセリフでサラっと語られるだけで、むしろ重点は渚の卒業の方に置かれていた印象。既に卒業した友人たちを集めて渚のためだけに行われる卒業式は、学生生活を終えて新しい生活をはじめるにあたっての区切りとなっておりました。
朋也と出会ってからのことを語る渚のスピーチが感動的で、その中にある坂の下で立ち止まっていた云々は一期の一話で朋也がはじめて渚と出会う場面と重なり、今回坂を登り切った学校の中で卒業式を迎えるのが象徴的でしたよ。
あいかわらず地味な話ではありますが、朋也と渚が二人で新しい生活をはじめるまでを描く話として良く出来ていたように思いました。