CLANNAD AFTER STORY 第14「話「新しい家族」

新婚生活と妊娠という日常レベルの幸福を描いていくわけですが、うれしはずかしな感じがなかなかよかったですよ。
具体的な描写どころかキスシーンすらないのに渚が妊娠するのが、見ている側としてもにわかには信じがたく、key作品ならではの奇跡で処女懐胎でもしたのかと思いましたが、やることはやっているらしくて、朋也にもさすがにそのくらいの甲斐性はあるんだなぁとなんだか安心してしまいましたよ。ここまで生っぽい描写を避けるのは、潔癖症的なこだわりが感じられるんだけれども、それも見る側の好みを反映したものなのかなと。エロゲーを作っていた会社が作った、エロゲーの流れを汲む原作なのに、そういう面を意図的に排除するのは妙な感覚がありました。
雑木林を切り開いて作ったファミレス、建て替えられる学校の校舎といった変化を対して、朋也が拒否反応を見せるのが印象的。朋也と渚父による職場訪問はバカバカしさの中に、渚を心配する男二人や、その心配をよそに一人でもやっていけてる渚の強さが描かれておりました。胸元の大きくあいた制服は、このアニメにしてはよく頑張ったサービスでした。