VIPER’S CREED 第1話「独眼−cyclops−」

人工知能を搭載した兵器が暴走して人々を脅かす近未来を舞台に、それを倒すことを糧とする傭兵の話といったところ。
設定とかキャラデザとか90年代によく作られてたOVAを彷彿とさせて今時受けるのかなぁと思ったりもするけれど、海面上に架けられた道路を縦横無尽に走り回るメカアクションはスピード感があって最新の技術が取り入れられてるんだなと。
物語的には、傭兵というはぐれ者の集まりの中でも更に浮いている主人公と、職場になじめないヒロインの交流を描きつつ、終盤で暴走する兵器の裏に隠された陰謀が明らかになり、報酬のために戦っている他の隊員たちが主人公に感化されていくみたいな展開になりそう。
目新しさはないものの安定した面白さが望めそうですが、出来れば一視聴者の予想なんて鼻で笑うかのような超展開を見たかったり。監督が、崩壊寸前だったキスダムに副監督として参加し、記憶に残る怪作へと仕上げてくれた神戸洋行なだけに期待してしまいますよ。