鉄のラインバレル 第15話「ベクトル」

桐山による日本支配が着々と進む中、潜伏する浩一の成長や、物語における重要な鍵となる城崎の失われた記憶、そして二人の関係が描かれる話。
城崎の記憶喪失設定とか、正直言われるまで忘れていましたが、不安と罪悪感にさいなまれる彼女を浩一が守ると断言するあたりは、かっこよくて主人公らしくなってきましたよ。巻き込まれる人々を見ても無謀に突っ込んでいかないあたりは、加藤の締めのセリフにあるように、彼の成長が感じられるところだけれども、そういう分別を備えちゃうのはちょっと残念なような気もしたり。まあ彼なりの正義を見つけるための試練の一つなんだろうなと。