機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第16話「悲劇への序章」

クーデターにより物語が転換点を迎えたわけですが、エピソードのほとんどをオッサン二人の会話と回想に費やすという。
クーデターの首謀者の語る、軍隊や政治、そしてそれを律する市民のあり方は、争いをなくすことが出来るのかというこの作品のテーマと関わるものとなっていて、結末へ向けての道筋が見えてきた模様。まあ、主人公たちを差し置いて、オッサンキャラがそれを実現するとは思えないので、クーデターについては志半ばで終わることになりそうですが。そもそも市民に自覚を促すためとはいえ、人質に取るというやり方は、どうかというのもあるわけだし。
前回の引きで気を持たせてくれた刹那vsブシドーは尺が短くてちょっと拍子抜け。でも戦いそのものが生きる理由であるブシドーと、戦うだけの生き方に迷いを覚える刹那ということで、二人の人物を対象的に描いておりました。
全体的には地味めな話でしたが、アロウズ側の切り札であるメメントモリの再登場は盛り上がる展開。各勢力入り乱れての攻防を見せてくれることに期待。