みなみけ おかえり 第5話「楽しくなる」

たしか前回はこたつを囲んでダベっていたはずですが、いきなり季節は飛んで今回はプールネタ。季節感無視な上に時間飛びすぎじゃないかと思ったりもするけれども、まあ考えてみれば、日常的な小ネタを転がしていく作品なので、季節もそのための題材であって、特に気にすることじゃないのかも知れず。むしろ水着回なのに全然色気がなかったことの方が問題があるように思いましたよ。まあ小学生と中学生に何を期待しているんだという話ではありますが。
小学生組のプール掃除で、止め絵をゆっくりとスクロールさせながら笑い声をかぶせて、いわゆるキャッキャウフフな場面をそのまんま見せてくれるのがベタすぎて笑いましたよ。千秋による身体の水分含有量を増加させて水に近い存在となって泳げるようになる作戦は、着眼点は独創的なものの根本的にズレていて、結局プールに入ることすら出来ないという。
中学生組の、プールに藤岡を誘う誘われたいの心理戦も面白いところで、さんざん話を振られたあげくに、夏奈が斜め上を行く解釈をするあたりは何とも言えない徒労感がありました。鬼ごっこの件は、やる気がないと思いこんで単純に怒っている夏奈と、異性を意識しまくりな藤岡、そしてその藤岡自身も冬馬に対しては無頓着と、本人にも気づかないうちに矛盾が生じていて、その原因となっている認識のズレが興味深いところ。
3期になってからは、はじめてマコト&マコちゃんが登場したわけですが、紹介もせずにごく当たり前にいるあたりは、まどろっこしい説明をはぶいた潔い作り。Dパートで普通に女装して南家に入り込んでいる姿はシュールですらありました。