WHITE ALBUM 第5話「邪魔をするのが、近しい人間だけとは限らない。知らない人ほど、手厳しい」

前回、いよいよ一線を越える二人みたいな期待を持たせる引きだったのに、相手が寝ちゃったからお預けとはあんまりな仕打ち。ここで一線を越えておけば後の展開も変わってくるんだろうなぁと思ったりもするんですが、まあ事態がややこしくなる方へとひたすら選択を誤って行くのがこの手の物語の醍醐味だったりするわけで。
由綺から主人公を遠ざけるために、マネージャーさんまで迫ってくるわけですが、やり方が強引すぎて主人公が引かせてしまったりして、不器用なところが彼女の魅力だったりするのかなと。映画館を出たあとの彼女がさりげなく傘をさすところで、水彩っぽいタッチのカットが入っていましたが、別の女の子の時と同様、女の子に対する主人公の意識の変化をタッチの変化に反映させる演出となっている模様。胸を触らせてくれたことよりも傘を差し掛けてくれたことに反応するあたり、気の多い主人公ではありますが、肉欲のままに行動するタイプではないということでしょうか。
由綺からの再度の誘いを受けて、主人公が決意したところで、先輩からの泣きが入るということで、またそっちに流れていきそうな気配。由綺からのメッセージがポケベルが流行ってた頃に使われていた数字の読み替えになっているのが、懐かしかったりしましたよ。