みなみけ おかえり 第6話「流してほしい」

あいかわらずマッタリとした雰囲気ですが、各パートを通してみると去りゆく夏を惜しみつつ季節の流れを感じるみたいな作り。回想として語られる海水浴に始業式前日の夏休みの宿題、そして秋の味覚で舌鼓ということで、時候のネタが盛り込まれておりました。前々回のこたつの季節から、前回、突然夏に季節が飛ぶような跳躍を見せる一方で、今回のように季節の流れを意識した見せ方をしたりして、作中における時間の扱いが安定しないんだけれども、作品の雰囲気としては特に大きな変化となって現れてこないのが興味深いところでしたよ。
エピソードしては、最後の千秋による復讐が印象的。食べ物の恨みはやっぱり恐ろしいんだなと。はじめと終わりに水着サービスがあったけれどもこれといって特筆することもなく。描き手のフェチ心が伝わってくるようなカットがなかったのが残念でした。