ワンナウツ 第21話「漏洩」

対ブルーマーズ第三戦。サインが盗まれる件に対し、背番号やストライクカウントを利用したサインを変更する方法で応じるものの、ブルーマーズ側の盗聴によってそれも筒抜けになっているという。
ここまで来ると試合の勝ち負けの問題ではなく、盗聴器という証拠を押さえて訴えれば球界を揺るがす大問題にでもなりそうなわけですが、まあそれでは真っ当すぎて面白くないし、そもそも相手が不正を働いていることを予感した上で試合に臨んでいるわけだから、それをいかに打ち破るのかが見所になるんだろうなと。
3の割り算を簡単に計算する方法を知ったときのチームメイトのリアクションが、小学生レベルでおかしかったりするわけですが、同時にサインが盗まれている件を彼らに明かせないことの理由付けにもなっているあたりが上手いところ。東亜の無茶の指令に黙々と従う監督は、犬どころか既に操り人形といったところで哀愁が漂っていたり。指示を出すときのぶっきらぼうなセルフ回しに、よく分かってないけどとりあえず指示に従っている感が出ていていい味をだしていましたよ。