CLANNAD AFTER STORY 第21話「世界の終わり」

病気で弱っていく娘と、何も出来ずにただ側にいることしかできない父親を、丸々一話かけて描くということでかなり重苦しい話。
長い間伏せっていた娘を外に連れ出したあげく、そのまま死なせてしまうのは演出過剰な気もしてしまいますが、最後に本人の望みを叶えたとも取れるわけだし、やっぱり可哀想だしであまり突っ込むところではないのかなと。
家を出る場面で、アパートの下を歩く二人の姿の後にドアを開けて部屋から出てくる姿を見せるという、時系列を微妙に入れ替えたカットの並びが見る側の混乱を招くわけだけれども、そこに旅行へ出かけることについての朋也の迷いを反映させているようにも思いましたよ。
街に弄ばれている云々という朋也のセリフは、なぜそこで街の話に?と唐突な印象。おそらく少女とロボットのエピソードや、終わり際に繰り返される渚との出会いの場面と合わせて、噂に聞く結末への前振りとなっているんだろろうけれども。本編の方は次回で最終回らしいので、それらがどのように絡み合って結末を迎えるのかに期待したいところ。