ワンナウツ 第22話「盗聴」

盗聴器の特定から盗聴を逆手に取った攪乱へという流れ。
ごく少数で発見される可能性が低く、かつ常に監督の声を拾える、というシビアの条件を満たす盗聴器のありかは意外でしたが、厳しい条件が逆にその発見を可能にしたといったところ。打つ手がなくなって東亜がお手上げ状態になるのはシリーズ初の状況だったけれども、その直後に問題を解決してしまうあたりは、さすがは主人公といったところかなと。
ただ考えてみると、今回東亜がとった作戦もわざわざ盗聴器の位置を探り当てなくても、監督と選手のサインをずらすだけで成り立つような気がするわけで、個々の謎解きの面白さはあるけれども、それが勝利への必須の条件となってないのは、練り込みの甘さを感じてしまいますよ。また今のところ偽の情報を相手方に与えて攪乱する展開の繰り返しになっているのも単調な印象。
とりあえず、ずっと引っ張っているオーナーの仕掛けた罠に期待するということで。