続 夏目友人帳 第12話「廃屋の少年」

妖怪に狙われている小学生を助けるということで、またしても夏目がショタっ子と仲良くなる話かと思いきや、終わり際に意外な事実が明らかとなる前後編。
予告での名取のどちらが大切なのか決めろ、という問いかけが、最終回に向けて夏目に重い選択を迫るものとなっていましたよ。自分を慕い、守るとまで言ってくれた存在に対しての決断はこれまでの物語の集大成となるわけで、それがどのようなものになるにせよ納得できるよう描いてくれることに期待。
夏目が小学生たちに追い払われる時の悪口は、それを繰り返して田沼や多軌の笑いが入ることでコミカルに描かれていましたが、妖怪と対面したときよりもダメージを感じるという言葉と、名取からの問いかけを合わせて考えると、けっこう深い意味があるようにも思えるところ。
カイから夏目が花の冠を送られるあたりは、男同士で何やってるんだよと思いつつ、二人の絆を見せることで、微笑ましくも選択の重みを増す場面となっておりました。