咲-Saki- 第1話「出会い」

女子高生麻雀モノ。とりあえずやたら短いスカートとそこからチラチラする白いペチコート、そしてローアングルから繰り出される穿いてない感あふれるカットと、麻雀よりも視聴者サービスの方ばかりに目が行ってしまったり。麻雀部なのに女子ばっかりだったり、ついでに雨の中抱きついたりするあたりも素晴らしく、麻雀の泥臭いイメージからはかけ離れた百合百合なファンタジーワールドとなっていましたよ。
物語のテーマとなっている麻雀も、ちゃんと考えられているようで、主人公の娘が常に±0になるように打つのが面白いところ。普通の麻雀漫画では、トップを取るためにしのぎを削るみたいな話になりがちですが、彼女がマイペースに±0を目指すあたり、闘争を前面に押し出すことを避けながら、麻雀が好きではないと言いつつも強運の持ち主である彼女のキャラクターを印象づけておりました。70符2飜という難条件をあがりきる最終局は、派手な演出のおかげもあってなかなか熱かったですよ。
予告の、天気の話→リンシャンツモ→ふざけるな、は麻雀好きとしてはニヤリとさせられる流れ。元ネタは「麻雀放浪記」の、2の2の天和を連続で決めるくだりなわけだけれども、麻雀モノの始祖からネタを引っ張ってくるあたりはよく分かっているなと。