リストランテ・パラディーゾ 第3話「パラディーゾ」

ニコレッタの母親に対する感情を描きつつ、それを告白することによってクラウディオとの関係が近くなる話。
母親が、放置されたことへの恨みや仕事と恋を両立させていることへの羨望を抱かせる一方で、クラウディオへの気持ちを応援してくれる存在でもあったりと、いろいろと矛盾した存在であるということで、彼女との距離の取り方がこの作品のテーマであることが、浮き彫りになっているように思いましたよ。男から見ると、そういうものなのかなぁとニコレッタを通して想像するしかないんだけれども、女性から見れば共感できるところなのかなと。
終盤のニコレッタとクラウディオの会話が良い雰囲気。その気がないなら云々の予防線を張りながらも、身の上や名前の秘密を明かすことで距離を縮めていくのは良い感じでしたよ。本当は母親であることをバラす時の「言っちゃった」が可愛らしかったです。