東のエデン 第3話「レイトショーの夜に」

滝沢の自宅に到着して、咲が映画を見たり刑事が押し掛けてきて大変なことになったりと。
ショッピングモールが丸ごと自宅だったりするのはスケールの大きな話で、映画館を一人占めするのも、映画好きにとっては最高の贅沢といったところ。ここら辺は自由になる大金と、無理を可能にする力があれば誰でもやってみたくなるだろうということで理解出来るんだけれども、そこにニートたちを集めて閉じ込めて置くというのは何がしたいのかよく分からず。刑事のセリフによって、ミサイルを落としたのが滝沢自身である可能性が仄めかされて、自宅が明らかになったと思ったら、そこで更なる謎が生まれるということで続きが気になる展開となっていましたよ。
刑事が指紋認証を知らなくて自滅というのはお粗末。しかしその末路が哀れでもあり不気味でもありで、愛人に送ったはずのメールが妻に届き、妻によって刺殺される展開は、携帯を与えた組織が暗躍した結果なんだろうけれども、救世主になれと大金を渡しておいてそれを使い切ったら容赦なく消してしまうのは怖いものがありましたよ。
滝沢が殴られてる間に、咲が映画を見て涙ぐんだりしているのは、ずいぶんと呑気な話ではありますが、謎のゲームに巻き込まれて記憶を失っている彼と、普通の女子大生である彼女の住む世界の違いを強調しているようにも思いましたよ。