Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第6話「大火」

前回からの続き。インフェルノの幹部たちが、対立する組織による計略を逆に利用して、彼らの殲滅と組織の拡大を謀るという話。
作中でも強調されていたように一晩で12人を消すという計画はかなり大胆で、以前ボス一人を暗殺するために、ショッピングモールを念入りに下調べをしたことを考えると、展開が粗くて強引な気もしたけれども、これはこれで勢いがあってゾクゾクくるものがありましたよ。
その大胆さに計画の発案者であるサイス・マスターの、自ら生み出したファントムという存在への自信や破壊願望みたいなのがうかがえるわけですが、マネキンに囲まれる全裸のアインを撮影して興奮しまくるあたり変態度もかなりのもののようで。
以前はアインの着替えにもドキドキな様子だったツヴァイが、今回は風呂上がりの彼女を見てもノーリアクションだったのがひっかっかるところで、彼の人間らしい感情が欠落していることを印象づける演出でしたよ。