アインとツヴァイが共に銃弾に倒れるということで、物語における大きな転換点。 アインを連れ戻すことを願いながらも、自分の銃弾によって彼女を傷つけ、自身もまた撃たれるというのが辛い結末。そしてツヴァイに心を開きながらも、アインが自分を道具として…

二人の逃避行の巻。 文書としての記録ではなくアインを守るという行動に生きる価値を見出し、パスポートを破り捨てるあたりは、玲二がツヴァイだったことを受け入れた上で、新しい自分として生きることを受け入れるという物語における重要な転換点でしたよ。…

記憶を取り戻したツヴァイに、三つの選択肢が突きつけられる話。 クロウディアからは、彼女の腹心となることと、もしくは故郷に戻ることが提案されるわけですが、最終的には傷ついたアインを前に第三の選択肢である彼女と共に組織を抜けることを選ぶという。…

ツヴァイがサイス・マスターに拾われた経緯を回想しつつ、大枠の物語の焦点は、旧来の組織を排除したインフェルノの内部抗争に。クロウディアが日本のヤクザと手を組み、サイス・マスターを操ることで彼の排除と自らの勢力の拡大を謀るといったところでしょ…

前回からの続き。インフェルノの幹部たちが、対立する組織による計略を逆に利用して、彼らの殲滅と組織の拡大を謀るという話。 作中でも強調されていたように一晩で12人を消すという計画はかなり大胆で、以前ボス一人を暗殺するために、ショッピングモールを…

組織のなわばり争いと並行して、クロウディアが再びツヴァイを導く展開。 前の時は、限られた状況の中でも自分の意志で生きろ、みたいなことを言っていたわけですが、今回は、対立する組織のボスの家族だからというだけの理由で子供を手にかけることを命じる…

アインの視点から彼女自身の変化とツヴァイへの感情を描く話。 ミッションのために演技として恋人同士として振る舞っていたのに、徐々に演技と本心の境界が曖昧になっていくということで、彼女の普通の女の子というか人間らしい一面が浮き彫りにされておりま…

ツヴァイが組織の暗殺者となるための試験。現役の軍人を相手に追い詰められるものの戦闘モードの発動で勝利するということで、派手な撃ち合いこそなかったけれども、閉ざされた空間の中での息詰まる戦いみたいな雰囲気は出ていましたよ。 無関係な人間を葬る…

過酷な訓練の中、ツヴァイが自分の置かれた状況をただ受け入れるだけになっていく過程が描かれるわけですが、終盤でクラウディアによって、限られた状況の中でも選択肢があることが示される展開。 ツヴァイに対して、アインが予言めいたというか、かつて自分…

真下耕一監督お得意の銃を持った女の子の話ということで、映像的にもセリフを少な目にして独特の曲調の劇伴でウネウネとした雰囲気を出したり、真上や真下といった予想外のアングルから画面を見せたりと、真下的な美意識が強く感じられる作りとなっていまし…