Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第8話「急変」

記憶を取り戻したツヴァイに、三つの選択肢が突きつけられる話。
クロウディアからは、彼女の腹心となることと、もしくは故郷に戻ることが提案されるわけですが、最終的には傷ついたアインを前に第三の選択肢である彼女と共に組織を抜けることを選ぶという。
「自分で考え行動する」というクロウディアの要求通りの行動が彼女を裏切ることになるのが皮肉だけれども、そもそもこの状況を作り出したのがクロウディア自身であることを考えると、逃げるという選択すらも彼女の掌の上で踊らされてるようにも思えてしまうところでもあり。
ツヴァイがアインの弾丸を抜く場面は、エロティックなアインの表情やナイフを身体に入れるという行為のせいで、別の行為に読み替えたくもなってしまうところ。その後のアインを抱く場面も事後を思わせるもので、逃亡という決断を前に二人が結ばれたことを暗示しているかのようでした。ここに来てようやく二人がお互いに不可欠であることを知る展開となるわけですが、これまでの積み重ねのおかげで盛り上がるものでしたよ。
あとツヴァイの本名は、ツヴァイ→02→れいじ、という連想から来てるんでしょうかね。