初恋限定。 第7話「キスをしようよ」

中学生五人の一人、土橋りかの当番回
がんばって手を繋ごうとしたらキスを返してくれるってどんな天使だよと思ったりもするわけですが、冴えないテニス部の眼鏡君が、がんばる姿を見守り理解してくれるということで、やっぱり天使だよという。
手を繋ぐことすらままならない眼鏡君のモノローグや江ノ本による「隙がない」発言、そしてあまり描かれない土橋自身の心境と、近寄りがたい女の子としての彼女が強調されつつも、最後に彼女もまた眼鏡君が積極的になることを待っていたという、可愛らしい一面が明らかになるあたりにはニヤニヤが止まらなくて悶絶しそうになりましたよ。五人の中では影が薄く部活少女としてそういう話からは最も縁遠そうな彼女が、実は一番進んでいるという意外性も面白く。
お互いのプレゼントを身につける江ノ本と楠田の微妙な進展ぶりや、山本さんを一方的にライバル視していた小宵が、彼女の魅力に取り込まれて同性間でフラグが立ちそうだったりと他の面子の動きも楽しいところ。公園でじゃれ合ったり、打倒大魔王でプルプルしてたりと、脇で細かく動いているのもいい仕事でした。