Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第7話「過去」

ツヴァイがサイス・マスターに拾われた経緯を回想しつつ、大枠の物語の焦点は、旧来の組織を排除したインフェルノの内部抗争に。クロウディアが日本のヤクザと手を組み、サイス・マスターを操ることで彼の排除と自らの勢力の拡大を謀るといったところでしょうか。
拾われる前のツヴァイが、ビビりながらも銃を持ったアインに抵抗したり、ひたすら隠れ続け、発見されてもなお衰弱した身体で逃げようとしたりと、彼のしぶとさがよく分かるようになっていましたよ。
夢についての会話や、終わり際の相手を気遣う言葉によって、心理的な距離が近くなりお互いに重要な存在となっていることが描かれるわけですが、そこでクロウディアの画策によって別々の任務に就かされるということで、何かが起こることを予感させる展開となっておりました。
寝取られ発言のところで、彼女の口元だけを画面に入れて、一人でも問題ない云々が口先だけのものであるかのように見せる演出が印象的。CM入りの直前、スポーツカーに乗るツヴァイに勇壮な音楽がかぶるあたりは、どういう演出なのかよく分からなかったりもしましたがやたらとテンション上がりましたよ。