夏のあらし! 第6話「恋に落ちて」

カヤと潤が通じ、過去へと飛んだことで生じる二人のエゴのぶつかり合いが、なかなかに濃いドラマとなっていましたよ。
空襲の最中、惚れた男のためにカヤが潤を引きずり回すのもかなりのモノなんだけれども、、死を前にしても一線を越えられないカヤと店長に対して、潤が自分が巻き込まれるのが嫌だからという理由でキレて不満をぶちまけるのがスゴい場面。言いたいことをぶちまけることで事態が進展するのには驚きながらも、よく言ったと思ってみたり。
幻想的な夜桜が美しく、また空襲に巻き込まれた潤が恐怖し茫然自失となるまでを見せる抽象的な映像もかなり見応えのあるものとなっておりました。
普段は男の子らしいしゃべり方をしている彼女が、二人に対してキレて叫ぶところでは、ちゃんと女の子らしいしゃべり方になっているのあたりはよい演技。中の人である小早川千明が一年間ソウルイーターの主役を演じたことで、格段に演技力が向上していることを伺うことが出来ました。
過去に介入することについて、あらしとカヤで考え方が異なるようですが、それが今後の物語に対してどのような影響を及ぼすのか気になるところ。