東のエデン 第6話「東のエデン」

滝沢と咲の所属するサークルのメンバーが出会うことで、物語に新しい動きが。
いつの間にかサークルで開発した携帯サイトの技術を世に出すために両者が手を結ぶみたいな話になってて、話が飛んでるようにも思いましたが、前回のキスの後この先どうするのかみたいな話になって、今回に繋がるということでいいんでしょうかね。
組むことを渋るサークルのリーダーを懐柔したり、人見知りの女の子と速攻で打ち解けたりと、滝沢の人心掌握の巧みさが印象的。彼の打算ではなく素でそういう人物らしいところが、何かをやってくれそうで主人公として魅力がありますよ。
携帯のサイトは、たしかに面白そうではありますが、このまま普通に起業を目指すだけの話になるとは思えないので、救世主のゲームとどのように絡んでくるのか気になるところ。
画期的な技術に誰かが有用な使い方を見つけ出し、広く受け入れられるものの、新しさゆえに従来のモラルでは制御しきれずに存在そのものが抑圧される、みたいなのは、ネット上に限らず新しい何かが生まれる時によくある流れでもあり、閉塞した世界を変えるという物語のテーマともリンクしてくるわけですが。
「ジョニー狩り」の件は、写真をネットの掲示板に上げて助けを求める、というのが面白いところで、今回の携帯サイトとも関わってきそう。まあ警察に連絡しろよという気もしますが、前回の被害者は犯行自体もみ消されてるわけだし、セレソンの立場を使えば捜査を妨害するくらいのことはできそうなわけで。