リストランテ・パラディーゾ 第6話「ある夫婦」

ヴィートという人物を掘り下げつつ、彼の奥さんに対する愛情が語られたり、とある夫婦の危機に関わったりと。
浮気性な夫に対してヴィートが、共に時間を過ごす人がいることの大切さを説くことで、円満に解決するわけですが、ここら辺は登場人物が高年齢ばかりという設定のおかげか、かなりの説得力がありました。
とある夫婦の妻が、映画のシーンを再現することで夫の浮気に探りを入れるのがちょっと怖かったり。仲直りのディナーの席を取るために慌ててて向かいの店に駆け込んだら、例のリストランテで仲直りのキッカケを作った人々が待ち構えている、というオチが秀逸。思わずニヤリとしてしまいましたよ。
随所にヴィートと妻の愛情の深さが垣間見れるわけですが、それをこれ見よがしに描くのではなく、偶然関わった別の夫婦の姿を通して見せるのが小粋な作りでした。