東のエデン 第8話「あらかじめ失われた道程をさがして」

ご都合主義なのか何かの伏線なのか分かりませんが、滝沢の元に唐突にもう一つのセレソン携帯が出てきて、それに入っているはずの彼の過去を見るために怪しげな人物を訪れることになるという。
ズボンをなくしたから外出しない、というのは誇張や身内の冗談の類と思っていたら、本人的にはホントにそれが引きこもりのキッカケになっていたのが驚き。ズボンくらい通販で買えよとか、パンツの連呼で否応なしにパンツ一丁で空を飛ぶアニメを思い出したりとか、でも男だとむしろファーザーになるのかとか、どうでもいい方向に思考が脱線しつつも、とにかく、板津豊という人物をどこかズレている天才型のキャラクターとして印象づける、インパクトがある挿話となっておりました。
彼自身が独自にセレソンについて調べていることや、もう一つの携帯の存在から、これまでのセレソンの活動や滝沢自身の過去に迫る展開になりそう。また、大杉が投稿した滝沢の写真から数々の偽名が浮かび上がるあたりは、第1話に出てきた複数のパスポートや一緒に置いてあった大量に武器を思い出させるところで、彼の正体不明さと、いろいろと仄めかされながらも過去何をやったのかが未だによく分かってないことを再確認するものでしたよ。