夏のあらし! 第9話「HERO(ヒーローになる時、それは今)」

タイムパラドックスについての言及して、あらしの人助けのもたらす影響について考察しつつ、アバンや予告の前にパロディネタをやっていた二人が、本編にからんで来る展開。
タイムパラドックスの解釈については諸説あるわけだけれども、この作品の場合は、過去に影響を与えた時点で、その影響を受けた世界以外はなかったことになる、ということになっている模様。
ある人物を助けた結果として、別のある人物が存在しなかったことになるということで、あらしのやっていることの矛盾があらわになり彼女自身もその問題に苦しんでいることが描かれるわけですが、助けた人物に感謝されていることを知って救われるという。
パロディをやっていた二人は、話の流れからして時間跳躍を繰り返して存在が不安定になっていて、あらしからエネルギーか何かを吸収することで安定を取り戻す模様。過去の人物を助けることの矛盾に、一応の解決が示されたところで、今度は自分を犠牲にすることで他人を助けられる時どうするのか?という問題が、あらしをはじめとする登場人物たちに突きつけられていましたよ。