夏のあらし! 第13話「プレイバック part 1」

はじめの発明品をキッカケにして一騒動。
一周して一話と同じような話になっているわけですが、人物の衣装が水着だったりコスプレだったりしてコスプレ喫茶の様相となっているのに、作中の全員がノーリアクションで、それどころか、あらしと山代の会話からすると二人ともそれをいつもの着物として認識しているらしい様子が伺えて、なかなかにシュールでしたよ。会話に合わせて、内容とは無関係に色っぽいポーズを作るのも意味がよく分からないながらも、目を引くところで話の内容と無関係にサービスカットを入れるという高度に実験的な演出なのかと思ったり。
終盤で何回か引っ張っていた、痛んだ牛乳を二ヶ月前に持っていったらどうなるのか問題が、今回は、痛む前の牛乳を現在に持ってきて、代わりに賞味期限が切れた牛乳を二ヶ月に置いてきたらどうなるのか問題へと発展。更に傷むとか量子論的に状態が確定するとか、消えてなくなるとかパラドックスが発生したところで、カヤが処分することで考察がアッサリと打ち切られるわけですが、終わり際ににおいて彼女自身が牛乳を交換するために時間跳躍して来るという。
一応、交換されて傷んだ牛乳をフルーツジュースという形でカヤ自身が飲んで犠牲になるというオチになるわけですが、よく考えてみると、会話のネタに過ぎなかった牛乳交換のパラドックスが、作中において実際に発生したところで話を放り投げてしまうということで、考えれば考えただけ訳が分からなくなりそうなオチでもありました。