青い花 第3話「朝目覚めては」

ふみと杉本先輩がデートをすることになるわけですが、誘う方も誘われる方も女の子同士ということを全く気にかけている様子がないのにはちょっとビックリしましたよ。
ふみが下の名前を呼ばれてメロメロになるし、図書館で迫られてそのままキスしちゃうしで、なんというか同じことを異性同士でやってるのを見せられたのでは、おそらくはこみ上げてこないであろう何とも言えない感情に興奮してしまいましたよ。
あきらの方も井汲から、合コンというかダブルデートに誘われるわけだけれども、シスコンの兄の対処に困って泣き出したり、それでいて家ではケンカをしたりと、この兄妹も複雑なものがある模様。
作画的には今回も丁寧な仕事となっていて、帰宅したふみがベッドに横たわるカットをはじめとして、ほつれた髪まで描き込まれたフェティッシュなこだわりの感じられる作画が何カ所か見られたのがよろしかったです。
また、文化祭で上演される「嵐が丘」のポスターが繰り返しアップになるのが気になるところで、その内容が主人公・ヒースクリフの愛憎による復讐劇で、劇で彼を演じるのが杉本であることを考えると、彼女の作中での立場と重なるところがあるのかなぁと思わせるものがありました。