狼と香辛料II 第2話「狼と嵐の前の静寂」

ロレンスがホロの故郷を探すために情報収集をするわけですが、そのためにホロをほったらかしたり、祭に出かけた様子を聞いてロレンス自身も嫉妬を覚えたりするという。
下手にごまかすくらいロレンスも本当の目的を教えればいいのにと思いつつも、前回の一件からすると、ホロと別れたがっているみたいな誤解が深まることを怖れているのかなと。
商売そっちのけで動いていることや、嫉妬に駆られることに彼の本心が垣間見えるわけだけれども、まあ彼自身も整理出来てないといったところで、そこら辺のモヤモヤした感情がまた楽しかったりするわけですが。
今回も拗ねたりしおらしくなったりからかったりと、ホロの魅力がてんこ盛り。故郷の手がかりを探していて、ホロ自身の伝承にズバリ当たるのは出来すぎの感がありますが、巡り巡って意外なところでその痕跡にたどり着くみたいなところが面白く。
アマーティのついては、ロレンスとホロの関係における、いわゆる「咬ませ」の存在なんだろうけれども、彼が有能だったり積極的だったりすればするほど話が盛り上がるわけでその活躍に期待。新キャラの商人と錬金術師もキャラが立っていて、二人の洒脱な会話は、ロレンスとホロのそれとはまた違った趣がありました。