生徒会の一存 第1話「駄弁る生徒会」

アバンから、いきなり登場人物たちが自分たちが出演する作品のアニメ化について会議を開いたりするわけですが、メディアの違い云々という議題を、たいして掘り下げるわけでもなく、自虐ネタを振りまいたり、分かる人だけ分かってくれ的な特定作品を意識したセリフが飛び交うだけだったりするという。おかげで作品の方向性はだいたい分かりましたが、奇抜な手法を用いる割には元ネタが偏っていて、個人的には特に引っかかるところもなく。
「ドラマCDでいい」という自虐ネタは、裏を返せば人物たちの会話が売りであることを示しているわけで、たしかに駄弁りだけで1話埋めるのは良くやるなぁと。物語的な動きの少なさを人物のテンションの高さ補おうとするのか、人物たちのオーバーなリアクションが目立っていたりもするわけですが、生徒会長の子の感情の起伏がやたら激しかったり、主人公が誇大妄想的な発言をしたりで、ちょっと疲れてしまいました。これからもこのノリをずっと続けるのであれば正直見るのがツラくなりそうですよ。