真・恋姫†無双 第1話「馬超、悶々とするのこと」

三国志の英雄たちを女性化するという大胆な試みで注目を集めた恋姫†無双の続編。ナレーションで状況を説明しただけで前シリーズの続きをはじめるあたりは、初見の人にはあまり親切でないような気もするわけですが、話の方は、名前の呼び方に端を発する馬超関羽の仲違いを経て、メインの人物たちが誓いを新たにするという展開。騒動を通して真名の設定やそれぞれの人物のキャラクターとその関係が描かれ、続編の導入として上手くまとまっていましたよ。
続編になってもベタベタで脱力系のギャグはあいかわらずだったり、サービスカットがふんだんに盛り込まれていたりするのがうれしいところ。風呂に真っ白な湯気発生するのも、残念ながら前シリーズ同様。三国志における重要な人物でありながら出番のなかった劉備が参入するのが、今回のポイントとなっているようですが、今まで通りのノリを見せてくれたらいいなと思いました。
冒頭のバトルがイマイチ迫力がないわけですが、まあこのアニメにそういうのを期待しても仕方がないことなのかも知れず。EDのスクロールしていく画面に、延々とキャラクターが出てくるあたりは、もしかして全員出すつもりなんだろうかとか、設定起こすだけでも大変な労力だろうなぁなどと思いつつ、女性化というギャグみたいなことをやりながらも、この点においてはちゃんと元ネタをリスペクトしているようで感心。