Darker than BLACK -流星の双子- 第1話「黒猫は星の夢を見ない…」

契約者と呼ばれる存在が暗躍する物語の続編。前作二年後のシベリアを舞台に、契約者たちの争いに巻き込まれた、普通の女の子の視点からそれを描くことになりそうですよ。
いきなり告白タイムからはじまったりして、導入は微笑ましかったり甘酸っぱかったりの学園ドラマのような雰囲気で、主人公であるスオウの普通の女の子としての日常が描かれていた印象。父親の研究や弟の存在によって彼女が裏の世界の近くにいることを仄めかしつつ、友人が契約者となったことをキッカケとして急転直下、契約者たちの争いに巻き込まれるということで、前半の学園ドラマな雰囲気と、後半の殺伐とした戦いが強烈なコントラストを放っておりました。
話の流れ的に自宅と研究所が制圧はけっこう唐突。見る側としてはちょっと混乱してしまいましたが、友人が契約者となるという事件の直後に発生させることで、勢いのある展開となっていた印象。
前作の主人公であるBK201ことヘイがやさぐれた感じになっていて、二年間で何があったのかとか現在どういう状況なのかとか、いろいろと気になるところで、今作でも重要な役割を担っている模様。同じように前作から引き続き登場のエイプリルが、彼の手によって一話目にして亡き者となるのはインパクトのある展開でした。
タイツを穿いてるから云々という、カフェでのスオウのセリフは、やっぱりあの作品のキャッチフレーズを意識しているのかと思いつつ、更に彼女の入浴シーンもあったりして、やはり初回ということで、そういう方面のアピールによって視聴者の興味を引くことも考えてあるのかなと。