そらのおとしもの 第2話「天翔けるロマン」

パンツが空を飛ぶバカ話。イカロスのカードによって幼なじみのパンツが脱げることを発端に画面をパンツが埋め尽くすことになるわけですが、脱げたパンツが、世界中を飛び回り、時には戦闘機を追い抜き、最後は流星となるという壮大なEDには、バカバカしさが一周りして感動すら覚えましたよ。フォークの名曲「岬めぐり」を持ってくるのも秀逸で、おそらくCGだと思いますが、群れをなすパンツの一つ一つを羽ばたく鳥のように動かす細かい仕事ぶりには脱帽。あえて難点を上げるとするばエロさよりネタっぽさが先に立ってしまうことだけれども、そもそもエロさは狙ってない気もするのでこれでいいんだろうなと。
パンツそのものが空を飛ぶのはストライクウィッチーズに対する挑戦なんだろうかとか、ついでにマジカノの喋るパンツの話を思い出したりとか、とにかく長く記憶に残るエピソードになるのは間違いないように思いました。
話的には第二話ということで、主要人物である幼なじみや先輩たちへイカロスをお披露目する展開。幼なじみのそはらは智樹の件もあって彼女を警戒するわけですが、パンツを穿かせてくれたことをキッカケにして受け入れるということで、対立から和解という物語の基本を見せてくれました。ここでもパンツがキーアイテムとなっているあたりは統一感みたいなものを感じさせる巧い使い方だなと。
部長や会長はアッサリと受け入れてしまうわけだけれども、オカルト思考な部長や彼と対等につきあえる会長のキャラを考えれば当然といったところで、こちらもキャラが立っておりました。