そらのおとしもの 第3話「エンジェロイド初体験(0シレイ)」

数学の宿題に端を発して、新大陸発見部の部長の謎めいた人物像の謎が更に深まりつつ、彼の視点からイカロスの謎についても掘り下げられる話。
実家と思われる家で存在を否定される一方で河原にテントを張って生活してるあたり、部長については複雑な事情が伺えるわけですが、その点についてはスルーで主人公たちとキャンプ状態に。イカロスを試すかのような行動を繰り返し最後にはその目的を直接問いただすものの、分かったことはイカロス自身も自分の存在意義が分からないことだけだという。キャンプを楽しむ主人公たちの姿を見ていると、そういう難しいことはどうでもいいことのように思えたりもするけれども、それが逆にイカロスの正体が物語の中で大きな意味を持っていることを予感させるものとなっておりました。
イカロスが、こけしの首の抜き差しをひたすら繰り返したり蝶を追いかけてウロウロしたりと、会話に加わっていない時でも妙な存在感を発揮していて、スイカに対するこだわりも意味があるようでないような感じで謎めいた雰囲気を強めていましたよ。
イカロスの飛行によって衝撃波が発生する場面で、主人公は一人でうずくまるだけだったのに対して、部長の方は会長をかばっているあたりは、意味不明な言動の裏にある男としての格の違いみたいなのが描かれていた印象。
EDは曲が青い三角定規の「太陽がくれた季節」で、またしても往年の名曲路線。内容的には本編の余録といったところで、前回の空飛ぶパンツみたいなインパクトはありませんでしたが、まああのレベルのものがそう頻繁に出てくるわけもなく。