生徒会の一存 第3話「取材される生徒会」

学園もので新聞部といえば、デタラメな記事を書き飛ばす迷惑な存在というのが、お約束だったりするわけですが、この作品でもそれは踏襲されているようで、新聞部の部長が生徒会に対して敵意を燃やしつつ、評判を下げるためのゴシップ記事を書きまくるという。
その動機に自分が入れなかった生徒会への嫉妬というか酸っぱいブドウ理論みたいなのが見え隠れしつつ、杉崎による夢云々という生徒会の全肯定によりその無意味さが描かれるということで、持てる者とその足を引っ張る者の明暗が浮き彫りになるような終わり方となっていましたよ。主人公たちを持ち上げるのは分かるんだけれども、後味を考えると新聞部の部長についてもほったらかしにしないで何かフォローが欲しかったところ。まあ後の話で何かあるのかもしれませんが。
杉崎の過去の二股に対する会長の質問と杉崎の回答は、多くを語らずともわかり合えるみたいな信頼関係みたいなのを見せようとしていた印象だけれども、アッサリと解決しすぎでなんだか見る側としては逆にスッキリとしないものが残る結果に。
とりあえずここまで見てきて思ったのは、ダラダラと続く駄弁りの中で時々垣間見れる本音が受けてるのかなぁと。