とある科学の超電磁砲 第3話「ねらわれた常盤台」

美琴と黒子が通う常盤台の生徒ばかりを狙った昏倒事件を解決する件を通して、作中における4人の役割分担が描かれていましたよ。
犯人を捜すために監視カメラを使う場面に明確に描かれていて、情報処理担当の初春に、常識的な判断で監視区域を絞る参謀役の黒子、そして犯人の能力も加味して更に範囲を絞るアイデアを出すリーダー格の美琴といったところ。左天については事件の被害者の一人でありながら犯人に情をかけることでオチがつくわけですが、劣等感を持つ人物の心情を理解できるあたりは、無能力者という立場ならではの役割なのかなと。犯人から惚れられるあたり、レベル0繋がりで上条さんに近いモノを感じましたよ。
捕まえてみて分かる犯行の動機は脱力モノでしたが、まあ一般的にいじることが当たり前の部分についてのコンプレックスだからこそ脱力で済むわけで、これが別の部分だったりしたら後味悪そうで、軽い話にするためにあえてその部分を選んだように思いました。
作画的には今回も安定。初春たちがケーキや街並みではしゃぐ様子が可愛らしかったですよ。